あなたはオイリー肌と聞いて、どんな肌を想像しますか?
例えば“過剰皮脂”・“ベタつき”・“テカリ”・・・。
多分このようなイメージを持っているのではないでしょうか。このブログではもっと掘り下げてオイリー肌とは具体的にどんな肌質(肌タイプ)を指すのか?また、オイリー肌になってしまう原因は?を詳しく説明しています。
オイリー肌(脂性肌)とは?オイリー肌になる2つの原因
『オイリー肌(脂性肌)』の特徴としては
例えば
・ 化粧をしても1時間位でもう皮脂がにじんてきてテカり始める
・ ファンデーションを塗った直後からすでによれている。
洗顔してもすぐ肌がテカる、常にべたつく肌状態を一般に『オイリー肌(脂性肌)』と言います。オイリー肌になってしまうのは皮脂の分泌が多い『脂性肌』がさらに悪化する肌状態となり、毛穴詰まり、毛穴の開き、ニキビなど皮脂の汚れが原因で肌トラブルを起こしやすい肌質を指します。
『オイリー肌になる2つの原因』
不思議ですよね、大量(異常)に皮脂が出てしまうなんて。
オイリー肌になってしまうのは、『肌のバリア機能の低下』が大きな要因だとも言われています。
ベタつきやテカリの元となる『皮脂』ですが、健康的な肌には欠かせないもので、うるおいを保持してくれたり、外の刺激から守ってくれています。過剰に皮脂を分泌しまっている事はつまり、あなたの大切なお肌を外敵から守る本能からくる必要な状態、だと言う事です。
オイリー肌になる原因その1:洗いすぎ
過剰な皮脂による“ベタつき”や“テカり”を取り除こうと、1日に何度も皮脂を一生懸命ゴシゴシと取りすぎてしまっていませんか?
皮脂を取りすぎることで更に皮脂分泌を促してしまい、どんどんオイリー肌になってしまう。何度も、何度もゴシゴシと皮脂を取れば取るほど過激に分泌してしまいます。“テカリを取る為に”が結果的に逆効果を生んでしまっています。
健康的なお肌であれば適度な皮脂分泌が行われる事で『バリア機能』がしっかり働き外からの刺激からお肌を守り水分を保つ働きをしてくれます。
しかし、オイリー肌になってしまうのは、低下したバリア機能を補うために、皮脂膜を少しでも多く作り外敵からお肌を守ろうと頑張ってくれている証拠です。
つまり、皮脂が過剰に出なくても良いように、『肌のバリア機能を高めるケア』こそがオイリー肌改善に必要な事です。
オイリー肌になる原因その2:ホルモンバランス
女性の場合は月経周期に合わせて皮脂の分泌量が変化します。
月経前の2週間から月経までは黄体ホルモンの増える時期なので皮脂分泌が多くなり一時的にオイリー肌に傾くことがあります。
これは一時的なものなので、特にケアを変えたりする必要はありません。
画像引用:タニタHPより
オイリー肌の2つの改善方法
通常、皮脂は肌を守る役割を果たしますが、皮脂の分泌が多すぎると肌トラブルが発生しやすくなります。
どうしてもテカリやベタつきの原因である皮脂を取り除くことばかりに目が行きがちですが、オイリー肌の改善には意外にも『えっ〜!それだけ』ってことが重要になってきます。
オイリー肌のスキンケアのコツを簡潔にまとめると、たった2つの事を意識するだけで良いのです。
オイリー肌改善のコツ:1つ目
オイリー肌の改善には、『皮脂を取りすぎない』です。
過剰な皮脂や皮脂汚れはきちんと落とす必要がありますが、お肌に必要な皮脂まで取ってしまうとよけい乾燥を招き、オイリー肌が悪化してしまいます。
あぶらとり紙や回数の多い洗顔など、皮脂の取りすぎには注意が必要です。
オイリー肌改善のコツ:2つ目
オイリー肌の改善には『保湿をきちんとする』です。
オイリー肌の人はベタつきを嫌がり、乳液やクリームなど油分で蓋をするケアを嫌う傾向にあると思います。しかし、水分を補給し肌内部にまで浸透させたら油分や保湿成分で水分の蒸発を防ぎます。
このように「適切な保湿」がされた肌は、過剰な皮脂分泌を抑えてくれる効果が期待できます。オイリー肌だからと言って保湿ケアを怠らないようにしましょう!
また、適度な皮脂分泌は『バリア機能』として、外からの刺激から肌を守ったり、水分を保つ大切な役割を持っています。
オイリー肌の改善に即効性対策は残念ながらありませんし、異常な皮脂分泌までは止められません。時間はかかりますが、肌の水分と油分のバランスを整えて、根本的にオイリー肌を改善していきましょう。
紫外線を浴びた肌は酸化ダメージ受け特に紫外線の強い夏場では皮脂分泌量が増えることがあります。皮脂分泌を止めるためにも、紫外線対策をしっかり行ってくださいね。
オイリー肌を改善する食べ物
オイリー肌改善には、スキンケアとともに食生活の見直しも重要です。肌は食事から摂取した栄養によって作られるため、栄養バランスのよい食事は健康な肌には欠かせません。
オイリー肌の人が特に気をつけたいのは、脂っこい食事です。また、アルコール類と共にポテチなどの脂っこく油分を多く含む食品は、オイリー肌を助長させてしまうおそれがあるので、食べすぎないように注意しましょう。できれば控える事が良いのですが・・・。具体的にオイリー肌に効果のある栄養素と食品を紹介します。
『ビタミンB1』
糖質の代謝を助け、ストレスによる肌のバリア機能の低下を防ぐ
豚肉・ウナギ・タラコ・レバー・豆類・玄米等
『ビタミンB2』
脂質の代謝を助け、皮脂の分泌をコントロールする
レバー・納豆・卵・乳製品等
『ビタミンB6』
皮脂をコントロールする
マグロ、カツオ、鮭、サンマ、にんにく、バナナ等
『ビタミンC』
コラーゲンの生成促進、過剰な皮脂分泌の抑制
イチゴ・ブロッコリー・ホウレンソウ・ピーマン・芋類等
『パントテン酸』
脂質を分解する
レバー・納豆・鮭・イワシ・肉類・卵等
ビタミンB2、B6、Cは体内に蓄積できないので毎日補給することが大切です。そして、この3つは不足すると皮脂のコントロールが上手くいかなくなるので、オイリー肌には欠かせない栄養素と言えます。
スーパーでも簡単に入手できる食材なので、ビタミンB類を意識して摂取してみてください。ただし、これらがお肌に良いからと行って偏った食事にならないよう気をつけてください。
ま と め
単純にオイリー肌と言ってもスキンケアだけでは改善できないし、食生活の見直しも必要で時間もかかります。
・皮脂は取りすぎない。
・保湿ケアを怠らない。
・脂っこい食べ物は食べ過ぎないように。
・ビタミンB群と、ビタミンCを意識して摂取する。
オイリー肌の改善に役立つ栄養素は、簡単に手に入る食品に含まれており、少し意識するだけで容易に摂取できます。
少し根気が要るかも知れませんが、サラサラのお肌を目指して意識して生活してみてください!